いつから

江戸時代

どこで

愛知県や福岡県など

特色は?

江戸時代には、わらの先に火薬をつけ、香炉に立てて遊んでいたようで、そのようすが仏壇の線香に似ていることから名がついたといわれます。昭和の時代に中国から安い線香花火が輸入されるようになった影響で、国内での生産が大きく減り、1990年代の終わりに国産が一時とだえました。その後、愛知県の花火製造所「三州火工」と東京都の花火問屋「山縣商店」が2年以上かけて、「大江戸牡丹」として復活させました。

復活した国産花火「大江戸牡丹」 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

職人さんの思いを動画で

作り方

硝石、硫黄、松煙という材料を混ぜ合わせて火薬をつくります。手染めした和紙で包み、こよりの形によって完成です。すべてが手作業で、火花の出方や火を保つ時間にもちがいが出ます。花火を地面に対して45度ほどかたむけるのが、長く楽しむコツです。

パチパチと火花が出る線香花火 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

調べてみよう

線香花火は4段階の燃え方があるとされ、それぞれ名前があるよ。調べてみよう

(朝日小学生新聞2024年9月22日付)