
全国各地の伝統工芸を、ウェブサイト「ニッポン手仕事図鑑」の動画とともに紹介します。
いつから
江戸時代
どこで
石川県加賀市、金沢市など
特色は?
江戸時代だった17世紀半ば、九谷村(いまの石川県加賀市)で焼き物に適した鉱石が見つかったのをきっかけに、磁器作りが始まりました。それから50年ほどで突然かまをとじてしまったものの、100年ほどたった江戸時代後期に再開。明治時代から輸出品としても人気が出ました。

職人さんの思いを動画で
作り方
鉱石をくだいてできたねん土をろくろなどで成形してかわかし、素焼きをします。そうして強度を高めた後、絵の具の「呉須」で下絵を付け、釉薬という液をかけて再び焼きます。すると、ガラスのようにつやつやに。あざやかなもようを付ける上絵付けでは「五彩」と呼ばれる赤、黄、緑、紫、紺青の色を使います。絵の具を定着させるために、さらに焼いて完成です。

調べてみよう
釉薬は、いろいろなものを混ぜて作られるよ。どんなものを混ぜるのかな
(朝日小学生新聞2024年9月27日付)

「朝小プラス」は朝日小学生新聞のデジタル版です。毎日の読む習慣が学力アップにつながります。1日1つの記事でも、1年間で相当な情報量に!ニュース解説は大人にもおすすめ。