『歴史がおもしろい 枕草子』発売

NHK大河ドラマ「光る君へ」でも注目された、清少納言の代表作『枕草子』の魅力を再発見できる『歴史がおもしろい 枕草子』(時海結以著・赤間恵都子監修、世界文化社)が発売されました。

1,540円(税込み)、A5判、144ページ

『枕草子』は、清少納言が心ひかれた日常の瞬間や自然、人間関係について感じたこと、彼女が仕えた藤原定子との華やかな日々を書きつづったエッセーです。その内容は当時も大評判となり、現代に至るまで読み継がれています。

本書は、発表から1000年を経た今でも愛されている作品を小学校高学年から楽しめるよう現代語訳で再編し、内容にまつわる歴史的背景や文化についても解説しています。

『枕草子』には、「おしゃれをすると、誰も見ていなくても気分が上がる」など、現代の私たちも共感できる内容が盛りだくさん。「あはれ」は「エモイ」、「いみじ」は「ヤバイ」といった、現代に近い感覚の言葉として紹介しています。古文に親しみ、中学生からの本格的な古典学習に役立つ内容が満載です。

さらに、巻頭ガイドやコラムでは、平安時代の歴史や文化をわかりやすくひもといています。『枕草子』が書かれた平安中期は、華やかな宮廷文化が栄えた時代。庭で雪山を造る遊び一つにも文化的・政治的な意味が込められ、日常のささいなことに独自の価値が見いだされていました。そうした歴史的背景や文化を知ることで、『枕草子』をより深く理解できる仕掛けとなっています。

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