
Q.模試の結果をどのように活かせば良いでしょうか
A.6年生の秋は、模試が一気に増えます。「志望校判定テスト」「学校別オープン」のように6年後期特有の模試に加え、4年生から受けていた模試も出題範囲がなくなり、今までと勝手が変わってきます。
時期的に、どうしても返却された結果の偏差値や合否判定に目がいきがちですが、実は一番大切なのはそれらの「数値」ではありません。模試を受けてから最初に把握すべきは「どのような状態で模試を受けたのか」です。
入試本番は、どれほど万全に対策をしていようと、体調がすぐれなかったり、極度の緊張に飲み込まれたりすると力を発揮できません。つまり、心身状態が大きな鍵を握ります。
6年秋からの模試は、中学受験暦で最多忙期ゆえに疲労が蓄積した状態の中で実施されます。そうなるとまず、筆跡が非常に荒れてきます。また、この時期の模試で入試が自分事になってくると、不安が先に立つ、あるいは非常に気負ったりします。そうなるといつもはできていた「時間配分」や「式をきちんと書く」といったことができなくなります。
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