「すけた」でゆらして紙をすきます 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

いつから

1300年ほど前

どこで

岐阜県美濃市

特色は?

奈良市にある正倉院に日本最古の紙の一つとして、いまの美濃市の地域で8世紀に使われた戸籍用紙が残っています。文字を書くだけでなく、しょうじ紙、ちょうちん、うちわなどにも使われてきました。1870年代の万国博覧会にも出品。1969年には国の重要無形文化財に指定されています。

職人さんの思いを動画で

作り方

木の皮を川の水につけて漂白 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

和紙の原料にはコウゾ、ミツマタ、ガンピといった木の皮が使われます。皮をはぎ、乾燥させた後で川の水に数日間ひたして漂白します。草や木を燃やした灰などをとかした湯で、やわらかくなるまで煮ます。せんいをほぐして水にまぜて、「すけた」ですくい、ゆらしながら紙をすきます。できた和紙は乾燥させるために日光に当てることで、白さがさらに増します。

日光に当てて乾燥させます 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

調べてみよう

和紙は世界無形文化遺産に登録されています。他にどんな地域で作られている?

(朝日小学生新聞2024年10月13日付)