
全国各地の伝統工芸を、ウェブサイト「ニッポン手仕事図鑑」の動画とともに紹介します。
いつから
江戸時代
どこで
岩手県盛岡市
特色は?
江戸時代の17世紀中ごろ、南部藩(盛岡藩)の藩主が城を構えたとき、鉄のなべやかまを作ることになり、職人を呼んだことが南部鉄器の始まりといわれます。茶道具から日用品まで、重厚な色と肌合いが特徴です。鉄瓶は、お湯がまろやかになり鉄分補給もできるとされ、近年、再び評価されています。
職人さんの思いを動画で
作り方
デザインを決めたら鋳型(金属を流し入れる型)を作り、内側に鉄器の表面の模様となる突起などを作っていきます。鋳型のなかに「中子」というひと回り小さい型を入れ、鋳型と中子の間にとけた鉄を流しこみます。中子の部分が鉄器の空洞になります。鉄が冷えて固まったら鋳型から出し、さび止めに炭火で焼きます。鉄器を熱しながら、漆などで表面に色をつけ、仕上げていきます。


調べてみよう
あるスポーツ選手の影響で南部鉄器は海外でも注目されているよ。それはだれ?
(朝日小学生新聞2024年10月20日付)

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