イラスト・北村ハルコ

衆院選の小選挙区制と比例代表制

衆院選では、小選挙区と比例代表、両方に立候補ができます。小選挙区で落選しても、比例代表の名簿の順位が高ければ、「復活」して当選することもあります。

①小選挙区制

応援したい候補者に投票する方法です。得票数が一番多い候補が当選します。当選するのは、一つの選挙区につき1人です。

特徴 直接個人を選べますが、当選した人以外に投票すると、その意見は反映されません。大きな政党に所属する人が勝ちやすい傾向があります。選挙区ごとに人口が異なるため、一票の価値が平等でなくなる「一票の格差」も問題です。

イラスト・北村ハルコ

②比例代表制

応援したい政党名を書いて投票します。全国11ブロックごとの得票数に比例して、党ごとに議席がふり分けられます。党はあらかじめ順位をつけた名簿を用意し、上から順番に当選します。

特徴 得票数により当選人数が決まるので、票がむだになりにくいです。小さな政党でも当選しやすく、政党がたくさん並んで、物事を決めにくくなることがあります。

次の首相に注文!

朝小リポーターに日本のリーダーである首相に求めることや、やってほしいことを聞きました。

「日本のしあわせ」と「世界のしあわせ」を求めます。わたしが思う「しあわせ」は、せんそうやあらそいがおこらず、みんながあたりまえに笑顔でいられるということです。「しあわせ」に少しでも近づく行動をしてほしいです(京都府・3年)

学校の宿題をなくしてほしい。自分で勉強できます。学校の勉強は、強制されない勉強にしてほしい(宮城県・5年)

国家の赤字対策と、治安改善対策で罰金を増加、地方自治体の特色を生かした施設の増設(群馬県・5年)

みんなが楽しいと思える日本を作ってほしい(滋賀県・6年)

裏金議員をちゃんとしょぶんしてほしい(東京都・3年)

(朝日小学生新聞2024年10月23日付)