4684億円 生活苦への支援不足?

新型コロナウイルス感染症の影響で生活が苦しくなった人たちに国がお金を貸した「コロナ特例貸付金」のうち、少なくとも4684億円(131万件)が返ってこないことが、会計検査院の調べで分かりました。全体額の約3割です。お金を貸した人たちがその後の生活を立て直すための支援が不十分だったとみられます。

コロナ特例貸付金

厚生労働省が行った制度で、最大200万円を利子をつけずに貸しました。苦しい生活が続く場合、お金を返さなくてもよい仕組みです。

(朝日小学生新聞2024年10月24日付)