中学入学以降の教育費用について、どれくらいかかるのか予測できない保護者が約25%いることが、家計診断・相談サービスの400F(東京都)の調査で明らかになりました。

調査は2024年9月17~23日、同社のサービスを利用する605人を対象にインターネット上で行われました。
子どもの中学・高校受験を経験した保護者に、塾代や受験料などの受験費用総額(入学金を除く)を尋ねたところ、平均で中学受験は約148万円、高校受験は約86万円でした。
中学受験は塾に通うことのできる期間が長いことや、首都圏では受験出願校数が高校受験より多いことが影響したようです。

受験費用の捻出方法については、「貯金」が一番多く、「家計費の見直し・節約」「学資保険」も上位に並びました。「収入を増やす(働き方を変える/副業など)」「NISA等の資産運用」するという「攻め」の方法を選ぶ保護者も少なからずいました。

中学・高校受験で想定外の出費があったのかを質問したところ、「ある」は22%でした。具体的には季節講習の費用や併願の私立高校入学金、合宿費などであることがコメントからわかりました。

子どもの中学校入学以降の教育費用の見積もりを質問したところ、中学受験をした場合は平均で約550万円、高校受験だと約365万円で、差額は約185万円でした。
一方で、「わからない」は全体の25%弱。教育費用の予測をすることが難しい状況が浮き彫りになりました。


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