いつから

江戸時代から

どこで

秋田県大館市

特色は?

曲げわっぱの「わっぱ」とは、輪の形をした入れもののことで、大館曲げわっぱは、秋田杉を使っていることが特徴です。大館城主が武士の内職としてすすめて発展し、近代にかけて職人が技法を受けついできました。1980年、国の伝統的工芸品に指定されました。プラスチックの広まりで勢いがおとろえた時期もありましたが、近年は本物を求める風潮から人気が集まっています。

職人さんの思いを動画で

作り方

秋田杉の丸太から、柾目の板を切り出す「大割り」をします。柾目部分をうすくはいだ後、熱湯につけやわらかくします。「ゴロ」と呼ばれる型に合わせて曲げ加工をし、乾燥させたら、山桜の木の皮でつぎ目をぬいとめる「樺縫い」をします。すきまがないよう底面をはめこみ、ヤスリをかけて仕上げます。

「ゴロ」に合わせてすばやく板を曲げていきます 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から
秋田杉の美しい木目や香りのよさが魅力 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

調べてみよう

曲げわっぱは地域ごとに呼び名がちがうよ。よそではなんと呼ばれているかな?

(朝日小学生新聞2024年11月3日付)