
Q.心身共に疲れているようです
A.11月に入り、受験生の保護者の方々からの「最近疲れているようです」「勉強が思うようにはかどりません」という相談が増えました。毎年、「9月から冬休みにかけては中学受験暦の最多忙期です」とお伝えしていますが、いざ渦中にいると「こんなに元気がないなんて」「勉強が進まない」と、心配や不安、焦りが募りますよね。
とはいえ、この時期の受験生が疲れているのは想定内、つまり“当然”なんです。夏の間は、夏期講習がハードといっても小学校は夏休み。塾や勉強で疲れても、時間はそれなりにあり、休息も睡眠も取れました。しかし、9月以降はベースに小学校生活があり(しかも最高学年として行事ごとの取り仕切りも!)、塾では平常授業に加えて特訓授業などのオプションが増えます。そこに毎月のように模試が加わり、過去問も…となると、1日24時間、身体1つでは到底こなせません。
疲れたからと少しでもゆっくりしようものなら、先生や親から「あと何日だと思ってるの!」という声がかかり、気持ちは常に追い立てられ続けます。9月は新生活が始まり、特訓授業も目新しく、何より夏休みの心身貯金があるのでペースを崩す程度で済みました。しかし、最多忙期が日常となると、当然疲労が蓄積し、11月はそのピークを迎えます。
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