市内で記念式典

ドイツ・ベルリンの「ベルリンの壁」がこわされてから35年となった9日、ベルリン市内で記念式典が開かれました。第2次世界大戦後、ドイツの西側をアメリカなどが、東側をソ連(今のロシアなど)が占領し、1949年に西ドイツと東ドイツがそれぞれ独立。ベルリンでは、壁が造られました。式の参加者たちは、あらゆる壁をくずしていこうと、かつて「壁」があった場所に立つコンクリートの壁の隙間にバラをさしました。

コンクリート壁の隙間にバラをさしこむ人=9日、ドイツ・ベルリン ©朝日新聞社

ベルリンの壁

1961年に東ドイツが建設した壁。89年11月9日、東ドイツが「国民は好きなところに旅行できる」と発表すると、市民が集まり壁をこわしました。

(朝日小学生新聞2024年11月12日付)