全国各地の伝統工芸を、ウェブサイト「ニッポン手仕事図鑑」の動画とともに紹介します。

いつから
「江戸和竿」は江戸時代から
どこで
東京都台東区、埼玉県川口市など
特色は?
つり具屋などには、金属や炭素せんいなどでできた竿が多く並びますが、和竿の材料は竹。弾力があり、曲がってもしなやかにもどります。手元にかすかに伝わる「あたりの感触」を楽しめるのも竹製の魅力です。竹は生えてから1年ほどの「新子」、2年たった「二年子」などに分かれます。新子や二年子は軽めで、渓流向きの「山女魚竿」にするなどして使い分けます。
職人さんの思いを動画で
作り方
和竿には、いくつかの竹をつなげて(継いで)できあがるものがあります。最もよい組み合わせの竹を選んだら、火であぶって竹の曲がりを直します。その後、継ぎ口をけずって糸を巻き、ぴったりくっつけます。竹の節をぬく「きり」などの道具も重要といいます。


調べてみよう
竹は日本の伝統工芸によく使われる素材。たとえばどんな工芸品がある?
(朝日小学生新聞2024年11月10日付)

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