いつから

江戸時代

どこで

岐阜市など

特色は?

岐阜県の美濃和紙と竹を主な材料として、花や風景をえがいた火袋(明かりがともる部分)が特徴。江戸中期ごろから盛んに作られるようになり、1850年ごろに今のような繊細で美しい形ができあがったといわれています。1995年に国の伝統的工芸品に指定されました。お盆に盆提灯としてかざられるほか、照明などに使われます。

職人さんの思いを動画で

作り方

提灯の型に、竹ひごをらせん状に巻いていきます。巻き終えたら全体にのりをつけ、和紙をはります。形を整えれば火袋のできあがり。火袋の絵つけは、和紙を竹ひごにはりつける前に型紙を使って色をすりこむ技法と、無地の火袋に手がきする技法の二つがあります。提灯が乾燥したら型をぬき取り、口輪などを取りつけて完成です。

和紙をはるため、竹ひごで作られた骨にのりをぬります 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から
優雅な絵がえがかれた火袋にともる光は、見る人を魅了します 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

調べてみよう

岐阜提灯の材料の美濃和紙。ほかにどんなものを作るのに使われているかな?

(朝日小学生新聞2024年11月24日付)