新しい紙幣の見本券。肖像は上から渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎 Ⓒ朝日新聞社

新しい紙幣(日本銀行券)が7月に発行。デザインが一新されるのは20年ぶりです。日本銀行(日銀)は2025年3月末までに74億8千万枚を刷る計画です。

新たに紙幣の「顔」になった人物はいずれも明治時代を中心に活躍しました。

1万円札は福沢諭吉から渋沢栄一になりました。「日本の資本主義の父」とも呼ばれ、官営の富岡製糸場(群馬県)をはじめ、日本ではじめての銀行など、約500の会社づくりにかかわりました。

5千円札は樋口一葉から津田梅子にかわりました。1871年に欧米へ派遣された岩倉使節団に日本で最初の女子留学生のひとりとして同行しました。女子教育の世界を切り開き、女子英学塾(津田塾大学の前身)を創設しました。

千円札は野口英世から北里柴三郎へ。ドイツに留学して細菌学者のコッホに学び、破傷風の血清療法を確立したり、ペスト菌を発見したりしました。

それぞれが肖像に選ばれたのはなぜでしょうか。偽造を防ぐ目的から精密な人物画が手に入りやすい、教科書などにのっており、広く知られている――。こんな理由を挙げることができます。

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