専門家に聞く年賀状の書き方
もうすぐ2025年。新年のあいさつに、もらうとうれしいのが年賀状です。郵便局では、15日から年賀状の引き受けが始まりました。年々、書く人が減っているとされますが、年賀状だからこそ伝わるメッセージもあるはず――。年賀状の書き方やコツを専門家に聞きました。(中尾浩之)
手書きのはがきでユーモア伝えて
手紙の文化を研究して40年以上という中川越さん(70歳)は、まず手書きをすすめます。「書いた人の元気さや明るさ、心づかい、ユーモアが伝わりやすい。相手への気持ちのおくり物になるからです」
なかなか会えないおじいさんやおばあさんたちには「年賀状がみなさんの成長の度合いを伝えてくれる。手書きだと、より喜んでもらえますよ」。正しい書き方やマナーで、相手をうやまう気持ちを示すことも大事といいます。
書きまちがえた年賀状は、手数料をはらえば郵便局で交換できます。「絵やメッセージなら、まちがいも一つの味になりますが、名前や住所などをまちがえたら新しいはがきを使いましょう」
手紙の場合、消しゴムで消えるえんぴつは使いませんが、年賀状は「みなさんの日々の勉強や小学校生活を物語るので、使ってもよいのでは。クレヨンも大いにアリ」と中川さん。「メールやSNSとちがって、においや手ざわりまで伝えられるのは、はがきのすばらしい点です」

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