いつから

今から100年ほど前の大正時代

どこで

岐阜県郡上市、三重県桑名市など

特色は?

お客さんが料理の内容をひと目でわかるよう、飲食店の店先にかざられます。大正時代に日本で生まれ、「料理模型」とも呼ばれました。多くは注文を受けて作る特注品で、一つひとつ手作業で仕上げます。近年はキーホルダーなどにも使い道が広がっています。

職人さんの思いを動画で

作り方

石が原料のシリコーンで食材の型をとり、プラスチックの一種の樹脂を流しこんで型ぬきをして、オーブンで焼きます。できた部品は筆やエアブラシで色づけ。組み立てて、食欲をそそるように仕上げにつや出しをします。表面だけでなく、中のつくりも本物に似せています。動画に登場する職人さんはおいしそうなサンプル作りをめざして料理教室に通い、「おかし教室の先生になるほどの腕前になった」そうです。

包丁で切った断面もそっくり 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から
スマートフォンのケースにも 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

調べてみよう

大正時代には他にも日本でさまざまな工芸が生まれたよ。どんなものがある?

(朝日小学生新聞2024年12月8日付)