彫刻が多くほどこされ豪華な飯山仏壇 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

いつから

江戸時代

どこで

長野県飯山市周辺

特色は?

飯山市は古くから仏教信仰に厚い場所として知られていたことから、仏壇づくりが盛んになったといわれています。スギやヒノキなどの良質な木材を使い、蒔絵がほどこされ、全体は金粉でかざりつけられています。飯山仏壇独特の技法「肘木組物」でつくられた「宮殿」や、宮殿が良く見えるようにつくられた「弓長押」が特徴です。

職人さんの思いを動画で

作り方

スギやヒノキの木で仏壇の枠を組み立てます。次に、仏壇内部のメインとなる宮殿をつくります。弓長押などにノミを使って草花などの絵柄をほったら、何段階にもわけて全体にうるしをぬり重ねていきます。銅や真ちゅうで装飾をしたら、クジャクやボタンなどの蒔絵をえがきます。金箔で箔押しをして、最終的に組み立てたら完成です。

扉の裏にえがかれる蒔絵 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から
弓長押に、丁寧に絵柄をほっていきます 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

調べてみよう

仏壇の産地は全国各地にあるよ。ほかにどんな仏壇がつくられているかな。

(朝日小学生新聞2024年12月15日付)