「親子deシネマ」は親子で楽しめる映画や映画館、ファミリーイベントを紹介する連載企画です。今回はクリエイター専門のマネジメント会社としてクリエイティブ業界に多くの人材を輩出している「株式会社フェローズ」が主催する子どもミュージカル「ミツシマ」を取材しました。(取材協力:山根さとみプロデューサー)

――「ミツシマ」とはどんなミュージカルですか?
弊社(株式会社フェローズ)が主催する子どもミュージカルです。正式には「FELLOWS仲間・子どもミュージカル」といいます。子どもの情操教育のため、そして次世代アーティスト・クリエイター誕生に貢献するために立ち上げた新しいプロジェクトで、2023年以降毎年2月に開催し、今年で第3回目を迎えます。表現教育を通して、表現する楽しさはもちろん、自己肯定感の向上や子どもの健全な成長、そして幸せにつながっていくことを目指しています。また、本作はFELLOWS仲間・子どもミュージカルの完全オリジナルミュージカルです。

【あらすじ】
「ひとつの発見が世界を変える」
地図には載っていない謎の楽園『ミツシマ』が存在するという情報がテレビ・ラジオ・SNSで広まっていた。
そんな中、ひなたは毎日『ミツシマ』にいる夢を見ていた。
夏休み、ひなたは仲間5人とともに『ミツシマ』探しの冒険の旅に出る!
ついに楽園『ミツシマ』を発見した彼らが見たものとは・・・・
――ミュージカルの出演が自己肯定感につながるのでしょうか
「自分ができないと思っていたことが少しずつ練習してできるようになる」という点では、自己肯定感につながる活動だと考えています。しかし、それはサッカースクールやバレエ教室などの習い事も同じですよね。ミツシマではそれにプラスして、「キャパ700人の大舞台に上がり大きな拍手をもらう」という貴重な体験もできます。これが子どもミュージカルの最大の魅力ではないでしょうか。

公演終了後には保護者の方からも「芝居、歌などの技術的なことはもちろん、半年間の中で人として心も成長してたくましくなったように感じます」「もし参加していなかったら、“娘の人生変わっていただろうな!”と思うほど、充実した半年間を過ごさせていただきました」など、うれしいお言葉を頂きます。
――稽古にもお邪魔しました。オーディションから本番までどのくらい稽古をするのですか
およそ半年間です。7月にオーディョンをした後、9月から2月の本番まで稽古をします。渋谷にあるスタジオをお借りし、毎週約40人の子どもたちが集まります。他の子どもミュージカルではオーディションの段階で配役を決めることも多いのですが、ミツシマでは稽古を3回やった後、4回目に配役を発表します。代表野儀のこだわりもあり、時間をかけて適性を見極めています。

稽古の期間は他のミュージカルに比べて長いと思います。ですが、途中離脱する子がいないんです。40名の仲間の絆があるからだと思います。あとは、作品が出来上がる楽しみを子どもたち自ら感じているというのもあります。
――最後に、2月16日の第3回公演に向けてメッセージをお願いします
ネタバレするので多くは言えませんが、都会で暮らす子どもたちが「ミツシマ」を見つけ、島の子たちと交流する素敵な物語です。「お互いを受け入れ、認め合うことの大切さ」を大きなテーマとしています。きっと、感動頂けると思います。是非多くの方に楽しんで頂きたいです。
また、今年は東京のほか、沖縄公演も決定致しました。8月に沖縄県浦添市にある「アイム・ユニバースてだこホール」でミツシマ沖縄バージョンが開催されます。キャストの募集開始は2月からになりますので、沖縄県民の方はこちらもぜひチェック頂きたいです。
▼FELLOWS仲間・子どもミュージカル 公式サイトはこちらから
https://www.fellow-s.co.jp/kodomo-musical/

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