物語で伝える 地域の歴史と文化

「日本遺産」 今年は19件が認定

 去年から登録が始まった「日本遺産」は、地域に残る文化財を「ストーリー」でつなげることで、地元の人や観光客にわかりやすく伝え、地域を元気にすることをめざしています。去年は18件、今年は19件が文化庁に認定されました。認定後はどんな取り組みをするのでしょうか。(岩本尚子)

江戸とつながる4市の町並み

千葉 佐倉・成田・香取・銚子

今月7日、千葉県成田市役所前で、くす玉が割られ、「祝 日本遺産認定」の文字があらわれました。この日は「成田山平和大塔まつり奉納総踊り」があり、数百人の踊り手が集まる出発式にあわせて、地元の人たちと認定を祝いました。

「成田山平和大塔まつり奉納総踊り」の見物客に「日本遺産認定」を知らせました=9日、千葉県成田市

千葉県と四つの市がいっしょに申請した日本遺産の名前は「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」です。江戸時代、千葉でとれた特産物が大都市・江戸に運ばれました。佐倉市は城下町、成田市は門前町、香取市は商家の町、銚子市は港町としてそれぞれ栄え、今も当時の建物などが残ります。

千葉県には成田国際空港があり、東京の玄関口になっています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、空港を利用する人たちにもっと立ち寄ってもらえるよう、魅力を発信する考えです。

成田市長の小泉一成さんは「世界から一番近い、江戸を感じられるまちとして、多くの人に集まってもらいたい」と話しました。

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