震災の記憶を伝える門脇小学校。「津波火災」の跡を伝える全国で唯一の震災遺構です=どちらも2月27日、宮城県石巻市

大切な存在が炎に包まれた

震災で約4千人の犠牲者を出した石巻市。市内でも津波の被害が大きかった地域に、髙橋さんが通っていた門脇小学校があります。14年前、街は大津波におそわれ、津波で流れこんだ車などから引火し火災が発生。校舎も炎に包まれました。

津波火災にあった本校舎の内部を見る髙橋さん。いすがこわれたり、焼けこげたりしていました

校舎は「震災遺構」に みんなの声、聞こえそう

「いまも歩くと、みんなのにぎやかな声が聞こえてくる気がします」。当時の記憶を伝える「震災遺構」として残る校舎を歩きながら、髙橋さんはそう話します。

あの日、髙橋さんは友だちと帰っていたところ、強いゆれにおそわれました。「立つこともできず、近くのお墓がくずれてこわかったのを覚えています」

友だちと学校へ引き返し、先生の指示で学校の裏にある日和山へ避難しました。その後、家族と無事に会うことができましたが、「街全体が茶色やオレンジ色に焼け、こげくさいにおいがしました」。

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