気象台の職員が「標本木」を見て

桜の開花にあたっては、気象庁の組織で、全国各地にある気象台や測候所の職員が、「標本木」と呼ばれる対象の木を観測しています。

東京管区気象台では、靖国神社(千代田区)のソメイヨシノを観測。職員が1人、開花が近づいてきたら2人で、双眼鏡を使って、桜の木を目で見て確かめます。

ソメイヨシノの標本木で開花を確認する気象台の職員=23年、三重県津市©朝日新聞社

標本木は、気象台などの敷地の中や近くの公園などにあり、将来も観測し続けられることが条件です。また、できるだけ建物などのかげになる場所をさけ、周囲の開けた場所や周辺を代表するような木とされています。

ソメイヨシノの標本木の開花を発表する気象庁の職員=2023年、東京都千代田区の靖国神社 ©朝日新聞社

5、6輪 開いたら

桜の開花は、標本木の花が5、6輪以上開いた状態をいいます。植物の病気による影響やくるい咲きではないかなどを確認して観測します。以前は数輪以上開いた状態を開花としていたため、地域によってちがいがありました。2003年から開花の基準を5、6輪に統一したそうです。

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