
18、19日に東京ドームで行われるドジャースとカブスの大リーグ公式戦は、なかなか手に入らない「プラチナチケット」となりました。ただ、試合以外にも楽しめるチャンスがあります。
チームの歴史を「本物」とともに展示
東京都港区の虎ノ門ヒルズで30日まで開かれているのが「Dodgers Experience展」。アメリカ(米国)のロサンゼルスに行かなくても、日本でドジャースを「体感」できる展示会です。
140年続くチームの歴史を、さまざまな「本物」とともに紹介しています。
まずは昨シーズンのワールドシリーズ優勝のトロフィーと、選手やチーム関係者にわたされるチャンピオンリング(2020年のもの)。選手が使ったバットやヘルメットを手にとり、撮影できるチケットもあります。
会場に並ぶユニホームの中には、ニューヨーク・ブルックリンの文字が入ったものがあります。ドジャースは1880年代に東海岸のニューヨークにできたチームが元になっていて、1958年に西海岸のロサンゼルスに移りました。

ブルックリンのころ、20世紀からの近代野球で初の黒人大リーガーとなったのがジャッキー・ロビンソンです。全てのチームが使わない「永久欠番」となった背番号42のユニホームがかざられています。
ドジャースでは、これまでも多くの日本の選手がプレーしています。その先がけとなったのが野茂英雄さんです。加入した95年に獲得した新人賞のたても見られます。

ドジャースでビジネス戦略などをになうマイケル・スペトナーさんは、チームの大きな特徴として、8度のワールドシリーズ優勝をほこる名門であることと、多様性を大切にしてきたことをあげます。日本を「次の大谷翔平選手が生まれてくる国」と考え、「ドジャースを行きたい球団に選んでもらう」ことをめざしているといいます。



グッズ満載の期間限定ストアも

東京都渋谷区では、期間限定の店「MLB TOKYO SERIES OFFICIAL STORE ‐ MIYASHITAPARK‐」が23日まで開かれています。
JR渋谷駅近くの宮下公園内にあります。店内には球場のロッカールームをイメージした撮影スポットが設けられています。ドジャースの大谷選手や山本由伸投手、開幕戦で対戦するカブスの今永昇太投手、鈴木誠也選手の名前が入ったユニホームをかざっています。
大谷選手がデザインされたキーホルダーやレプリカボール、今永投手がデザインされたタオル、チームのロゴが入ったクッキーなどがずらり。200種類以上の商品をあつかっているそうです。チームの帽子のおもちゃが出る「ガチャガチャ」もあります。

期間限定の店は、東京都墨田区の東京スカイツリー(19日まで)などでも開かれています。
(朝日小学生新聞2025年3月18日付)

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