
みんなに自分を知ってもらおう!
4月は出会いの季節です。新しいクラスになったり、習い事を始めたりしたとき、自己紹介をする場面も増えます。でも「自己紹介って苦手」「何を話せばいいの?」と、なやんでいる人もいるかもしれませんね。子どもたちに言葉のトレーニング法を教える、つくば言語技術教育研究所所長の三森ゆりかさんにコツを聞きました。(関田友衣)

まずは文で話すことに慣れよう
自己紹介は、自分のことをみんなに知ってもらうためにするものです。「好きなことや趣味、特技について具体的に話すと、より相手に自分のことが伝わる」と三森さんはいいます。
相手にしっかり伝えるためには、整った文で話すことが大切です。みなさんは、のどがかわいて、おうちの人にお茶をついでもらいたいとき、「お母さん、お茶!」などと言った経験はありませんか? 単語だけでも、ふだんいっしょに過ごすおうちの人には伝わりますが、ほかの人には伝わりません。
文で話すのは苦手という人には、まず親子で「問答ゲーム」に取り組むのがおすすめだといいます。2人で話しながら、相手に伝わる話し方を身につけられます=上のイラストを見てね。
おうちの人が子どもに「●●は好きですか?」と質問します。子どもはそれに答えます。そのとき、
- 文で答える
- 主語(私、ぼくなど)を入れる
- 結論から言う
- 理由を言う
- まとめの文を入れる
というルールを守りましょう。すると、「私は●●が好きです。なぜなら▲▲だからです。だから私は●●が好きです」という整った文になります。
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視線、背すじ、声にも気をつけて
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