三森ゆりかさん つくば言語技術教育研究所所長。研究所での生徒指導、教員養成のほか、教育機関やスポーツ団体、多くの企業等での指導にあたる

まずは文で話すことに慣れよう

自己紹介は、自分のことをみんなに知ってもらうためにするものです。「好きなことや趣味、特技について具体的に話すと、より相手に自分のことが伝わる」と三森さんはいいます。

相手にしっかり伝えるためには、整った文で話すことが大切です。みなさんは、のどがかわいて、おうちの人にお茶をついでもらいたいとき、「お母さん、お茶!」などと言った経験はありませんか? 単語だけでも、ふだんいっしょに過ごすおうちの人には伝わりますが、ほかの人には伝わりません。

文で話すのは苦手という人には、まず親子で「問答ゲーム」に取り組むのがおすすめだといいます。2人で話しながら、相手に伝わる話し方を身につけられます=上のイラストを見てね。

おうちの人が子どもに「●●は好きですか?」と質問します。子どもはそれに答えます。そのとき、

  1.  文で答える
  2.  主語(私、ぼくなど)を入れる
  3.  結論から言う
  4.  理由を言う
  5.  まとめの文を入れる

というルールを守りましょう。すると、「私は●●が好きです。なぜなら▲▲だからです。だから私は●●が好きです」という整った文になります。

視線、背すじ、声にも気をつけて

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