戦後80年「慰霊の旅」

天皇、皇后両陛下は7日、太平洋戦争の激戦地となった、東京都小笠原村の硫黄島を初めて訪れました。硫黄島で家族を亡くした遺族たちが見守るなか、慰霊碑などで祈りました。天皇の硫黄島訪問は1994年、上皇ご夫妻が天皇、皇后として初めて訪問して以来2度目です。

今回は戦後80年の「慰霊の旅」として最初の訪問。両陛下は今年、沖縄や広島、長崎を訪れる予定です。

硫黄島

1945年2~3月に地上戦があり、日本側約2万2千人、アメリカ側約6800人が亡くなりました。前の年には島民約1千人が強制疎開となり、今も島に帰れずにいます。

(朝日小学生新聞2025年4月9日付)