気がつくと机の引き出しの中がパンパンで、必要な物が取り出しにくい……。そんな経験はありませんか。新学年をむかえた今、何がどこにあるかわかりやすくして、スムーズに学習にのぞめる環境をめざしてみましょう。ゆる~く整える方法を専門家に教えてもらいました。(浴野朝香)

「今」使っているのか考えて

学校の机の引き出しや、たなの中の整え方について教えてくれたのは、元小学校の先生で整理収納アドバイザー、かおるこさんです。

引き出しやたなから、すぐに物を取り出せるようにするには「必要な物だけをしまう」ことが大切だそうです。

まず、引き出しの中に入っている物をすべて出し、机の上に広げてみましょう。いらなくなったプリントや、ふだん使わないペンなどが入っていませんか。

必要な物とそうでない物を分けるポイントは「今使っている、または今後1週間ぐらいに学校で使う予定があるかどうか」だといいます。

「引き出しに使いにくさを感じたときには、毎回この確認をすると、引き出しの中身をすっきりと保つことができます」と、かおるこさん。

必要な物だけがそろったら、しまいます。手前のほうによく使う物を入れると、取り出すときに便利です。

じょうぎやコンパス、分度器など算数で使うものはこのあたり……といったように、使う場面ごとでまとめておくと、わかりやすくなります。

つめこみすぎには注意しましょう。「すき間があると見た目がスッキリしますし、出し入れもしやすくなりますよ」

必要のない物は手放そう

教室の後ろにあるたなやロッカーにも、必要な物だけを入れておくことが大切です。ランドセル、体育館シューズ、絵の具セット、習字道具など、何をどこに置くかしっかり決めておきましょう。

「自分で自分の持ち物をしっかり管理できるようになると、探し物をする時間が減ります。これまで休み時間に探し物をしていたとしたら、その時間を遊びにあてることができますね」

イラスト・フクイヒロシ

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