スマホで 公正取引委員会が排除命令

インターネットの検索サービスを提供するアメリカのグーグルが、スマートフォンを作るメーカーに対し、初期状態のスマホにグーグルの検索アプリだけを入れるよう要求したとして、公正取引委員会は15日、独占禁止法違反で排除措置命令を出しました。

排除措置命令は、法律に違反する契約をできるだけ早くやめることなどを命じることです。今後、メーカーは初期設定で、グーグル以外の検索アプリなどを配置できます。

独占禁止法

企業が公正で自由な競争ができるようにする法律。大企業が市場を独占し価格競争をなくすなどして、消費者が不利にならないように、公正取引委員会が監視しています。

(朝日小学生新聞2025年4月17日付)