県北部・大町市 震度5弱の地震で

長野県北部を震源とする地震が18日夜にあり、長野県大町市などで震度5弱を観測しました。大町市にある覚音寺では、国の重要文化財に指定されている像がたおれ、一部がこわれる被害が出ました。

こわれたのは、鎌倉時代初めにつくられたと伝わる「木造持国天立像」です。高さ160センチメートルほどのこの像は、地震で台座ごとたおれ、後頭部が外れるなどしたといいます。覚音寺には、国の重要文化財の像がほかに2体ありますが無事でした。大町市によると、地震の影響で家のかわらが落ちるなどの被害が、20日時点で14棟確認されました。

(朝日小学生新聞2025年4月22日付)