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厚労大臣 パラオと協力合意

太平洋戦争の激戦地パラオのペリリュー島で戦死した日本の兵士たちの遺骨集めを進めるために、福岡資麿厚生労働大臣は5日、パラオの担当閣僚と話し合い、協力を得ることで合意しました。島では去年、1千人以上とみられる集団の埋葬地が見つかりました。厚生労働省は関連の予算を倍に増やし、2027年度までに収集することをめざします。島にはあわせて約2400人分の遺骨がねむっているとみられています。

ペリリュー島

太平洋戦争中の1944年、旧日本軍とアメリカ(米)軍との間で2か月以上にわたって戦闘が続きました。旧日本軍は約1万人、米側も1600~1700人が亡くなったとされます。

(朝日小学生新聞2025年5月7日付)