
京都 上賀茂神社
京都市にある世界遺産の上賀茂神社で5日、2頭の馬を競わせる「賀茂競馬」がありました。世の中の平和と穀物が豊かに実ることを祈る伝統行事です。もともとは天皇が住む宮殿で開かれ、平安時代の1093年から神社で開かれるようになりました。たくさんの参拝者が、境内の馬場をかけぬける馬に見入っていました。
『徒然草』を書いた随筆家で歌人の吉田兼好や、織田信長も見たとされます。この日は、伝統的なよそおいに身をつつんだ乗尻と呼ばれる騎手が左方と右方に分かれ、計10頭を走らせました。
(朝日小学生新聞2025年5月7日付)

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