去年6~9月で2033人

2024年の1年間に熱中症で亡くなった人の数が、過去最多になる見通しです。厚生労働省が公表している6~9月の死者数(およその数)が計2033人に上りました。これまで最多だった10年の1731人をこえます。

気象庁のまとめによると、去年の7月は東日本と沖縄・奄美地方で、8月は西日本で月の平均気温が過去最高となるなど、記録的な暑さでした。

厚労省の統計をみると、1年間の熱中症の死者数は1980年代まで2けた台が多く、94年からは3けた台に。2010年に初めて1千人をこえました。暑さが厳しさを増す中、18年以降はほぼ毎年1千人をこえていました。

(朝日小学生新聞2025年5月6日付)