トランプ米大統領(左)とサウジアラビアのムハンマド皇太子(中央)、シリア暫定政権のシャラア大統領=14日、サウジアラビア 提供:Saudi Press Agency/ロイター/アフロ

中東の安定のため方針かえる

アメリカ(米国)のトランプ大統領は13日、中東の国シリアに対する取引禁止などの制裁をやめる方針を表明しました。中東地域の安定のためといいます。14日にはサウジアラビアで、シリア暫定政権のシャラア大統領と初めて会いました。

米国は、シリアの独裁的なアサド政権に強い制裁をしてきました。去年12月にアサド政権がたおされても制裁が続き、シリアは外国からのお金を得られず、内戦からの復興が進まない理由の一つになっていました。

シリア

中東の民主化運動「アラブの春」をきっかけに、14年近く内戦が続きました。アサド政権がたおされ、現在は一時的な政府「暫定政権」が治めています。

(朝日小学生新聞2025年5月16日付)