整理整頓が苦手なナルくんと、まじめでがんばり屋さんのわかちゃんのきょうだいが、学校や習いごと、遊びにも役立つ(!?)「まなびのヒント」を専門家に教えてもらいます。今回教えてくれるのは教育評論家の親野智可等さん。ノートの取り方のコツを2回にわけてさぐります。 (構成・戸井田紗耶香)
「まなびのヒント発見隊」ノートの取り方(前編)
情報のつながりを意識して書いて
今日はノートのコツを発見するぞ!

ぼくのノート、ごちゃごちゃして字がくっついちゃって、見づらいねっていわれる。

がんばって書いているんだね。ノートを見返すことはある?

ナル ない。見る気にならない……。
先生 なるほど。見返した時にわかるように書くのが見やすいノートのコツだよ。自分が書いたノートでも、数日たつと何を書いたか読み取れなかったりするかな?
ナル よくあるよ。
先生 そうかぁ。別の人がノートを見てもわかるように心がけてみて。「構造的」に書くのがおすすめです。
ナル ……コーゾーテキ!? むずかしそう。
先生 だいじょうぶ! 構造的というのは、情報のつながり方を意識して、ノートのどこに何が書いてあるかを見やすく工夫することなんだ。
ナル ふ~ん。
先生 ナルくんの「ごちゃごちゃで見づらい」なやみも、構造的に書くことですっきり見やすくなるよ。ついでに頭にも入りやすくなるんだ。
ナル え……、なんかいいかも。
先生 じゃあ、さっそく始めよう! まずは日付を書くよ。いつ学んだかわかるようにする。次に、見出しを大きく書こう。授業のテーマや実験テーマなども見出しになるね。学習内容がひと目でわかるようにするためだよ。
わか 見出しを大きく書くだけで、目立ってわかりやすいね!

先生 次に、開いた教科書や資料集のページも余白にメモするよ。
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