東京都 熱中症になる人減らすねらい

東京都内の6月か7月からの4か月間、家庭の水道基本料金をゼロにすると、小池百合子知事が20日に発表しました。約800万世帯が対象。都道府県単位での無償化は初めてです。物価高による家計の負担を軽くすることで、エアコンの利用をひかえて熱中症になる人を減らすねらいがあります。

都内の約8割の家庭が利用する「口径20ミリ」の給水管の場合、1世帯あたり4か月で5千円ほど負担が減るといいます。無償化は今年の夏だけの方針です。

全国では水道事業は市町村が管理することが多いですが、東京は一部地域をのぞいて都が管理しているため、「東京だからできる取り組み」という声もあります。

(朝日小学生新聞2025年5月22日付)