2019年の1万6850人にせまる

激しいせきが特徴で、症状が2~3か月続く「百日せき」の流行がおさまりません。今年の患者数は11日までで1万6475人。今の調査方法では最多となっている2019年の1万6850人を、早くもこえそうです。

特に注意が必要なのが免疫のない赤ちゃんで、重症化しやすいといいます。実際に東京都内では、感染した生後1か月の赤ちゃんが亡くなりました。

これまで使われていた治療薬がききにくい耐性菌に感染した患者も増えています。日本小児科学会は小学校入学前や11~12歳のときに、百日せきワクチンの入った3種混合ワクチンを接種することをすすめています。

(朝日小学生新聞2025年5月23日付)