朝小リポーターも編み物を楽しんでいます

 去年秋ごろから、編み物がブームになっています。手芸店や100円ショップでは毛糸が売り切れたり品薄になったりするほどだといいます。朝小リポーターにも、編み物をやっているかたずねたところ、たくさんの作品の写真や感想が集まりました。(奥苑貴世)

ストールとペン立て

ストールは毛糸の色を変えるとき、結び目が見えないようにするのが難しかったです。次は動物の人形を作りたいです。(宮城県・4年)

マフラー

いくつも色を使い、つないでいったところがむずかしかったです。でも、一つの色より何色も使った方がきれいにしあがりました。わりばしとトイレットペーパーのしんを組み合わせて作りました。(神奈川県・3年)

ぬいぐるみ用のスヌードと座布団(左)とドーナツ

難しかったところは、ドーナツのわたを入れて最後にふたをするところです。(東京都・2年)

マフラー

指編みで、母の日のプレゼントにマフラーを作りました。何回か編んで上手にできた方法を見つけ、その方法でやってみました。きつくしないで、ゆるく編んでいくと、かわいくできることがわかりました。(東京都・2年)

朝小リポーターとは

 朝日小学生新聞の読者であれば、だれでも登録できるこども記者です。身近なできごとをまとめてリポートを投稿したり、インタビューやイベントの取材をしたりして、紙面作りに参加できます。登録方法は、毎週金曜に掲載される「朝小リポーター通信」で。

少ない道具で いつでもどこでも

ブームのきっかけ 水泳選手や芸能人から流行

2021年、東京オリンピックで金メダルをとった元水泳選手トム・デイリーさんが、待ち時間に編み物をしていたすがたが世界的に話題に。競技の合間に、心を落ち着けていたといいます。

東京五輪の観客席で編み物をするトム・デイリーさん=2021年8月4日、東京アクアティクスセンター(C)朝日新聞社

さらに、韓国の音楽グループ「LESSERAFIM」の日本出身メンバー・宮脇咲良(SAKURA)さんが、編み物の作品の写真を自身のSNSに載せ、注目されました。24年ごろから日本で10~20代を始めとして、編み物の流行が広がるきっかけとなりました。

子ども向けの手芸の本などを多く手がけている寺西恵里子さんは「こんなにはやっているのは40年ぶりくらい」といいます。最近はインターネット上で編み方を紹介した動画がたくさん見られたり、完成作品をスマートフォンで気軽に写真に撮って楽しめたりすることも、ブームを後押ししています。

「くまのペットボトルホルダー」『かんたん!かわいい!ひとりでできる!はじめてのあみぐるみ』(寺西恵里子 著/日東書院本社)から

魅力がいっぱい 集中すればストレス減にも

編み物の魅力は、少ない道具で、いつでもどこでもできること。すき間時間に少しずつ編み進めることもできます。また、編み方のパターンを覚えたら、その動きをくり返して完成に近づきますが、寺西さんは「集中して同じ動作をくり返すと無心になれて、脳を休めたり、ストレスを減らしたりすることにも役立つといわれています」と話します。「そして何より、1本の糸がさまざまな形に変わるおもしろさがあります」

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