神奈川県鎌倉市で開かれたイベント「ゴミフェス532(ゴミニティ)」に登壇し、自身の活動をつたえる原澤さん(右から2人目)=2023年 家族提供

原澤さんが環境問題に興味を持ったのは、小学3年生のとき。国際団体「世界経済フォーラム」の会議で、海洋プラスチックごみをなくす活動に取り組むインドネシア・バリ島の姉妹が発表するようすをユーチューブで見たことがきっかけです。

プラスチックが海に捨てられると、海の動物たちがからまったり飲みこんだりして死んでしまうことがあります。またプラスチックが細かい破片になってしまうと回収が難しいため、世界的に問題になっています。「いままで何の疑問もなく使っていたプラスチックが地球を汚しているのだと知り、衝撃を受けました」

自然の中で遊びながら育ってきた原澤さん。身近な自然もプラスチックごみで汚されてしまう危機感を覚え、その翌日には動き出しました。

1人で年180本使い捨て

原澤さんが注目したのは、学校給食に出る牛乳のストロー。1人で年間約180本を使い捨てしている計算で、原澤さんが通っていた学校の全校児童だと約13万本に上ります。先生から許可をもらい、ストローを使わずに牛乳を直接飲むことを始めました。

最初ははずかしさもあり、髪でかくして飲むことも。「直接、飲むのは汚い」「そんなことしても意味はない」などと言われることもありました。それでも「人間が起こしている問題だから、やめてはいけないと思いました」。陸上から海に流れるごみが多いと知り、4年生のころには新聞紙で作った袋を使ってごみ拾いも始めました。

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