G7サミットの2日目の話し合いにのぞむ各国のリーダー。右手前はウクライナのゼレンスキー大統領=17日、カナダ西部カナナスキス 朝日新聞社

ウクライナ支援声明も出さず閉幕

カナダ西部・カナナスキスで開かれていた主要7か国首脳会議(G7サミット)は17日、2日間の日程を終えて閉幕しました。いつもは各国のリーダーが話し合い、共通の考えを「首脳宣言」として発表しますが、今回はアメリカのトランプ大統領をふくめた合意が難しいとして見送られました。一方、人工知能(AI)、量子技術、重要鉱物、山火事など6分野について共同の声明を出しました。

トランプ大統領はサミット2日目を欠席しました。そのため、ロシアによる侵攻を受けるウクライナへの支援についても一致した声明が出せませんでした。サミットにはウクライナのゼレンスキー大統領も参加し、支援を続けてほしいと呼びかけていました。

(朝日小学生新聞2025年6月19日付)