被爆者たちと話も 戦後80年の旅

天皇、皇后両陛下は6月19日、即位後初めて広島を訪れました。

太平洋戦争では、広島に原子爆弾(原爆)が落とされ、たくさんの人が犠牲になりました。両陛下は広島市の平和記念公園で、原爆死没者慰霊碑に花を供え黙礼しました。慰霊碑には34万4306人の死没者名簿が納められています。その後、被爆者たちと話もしました。

太平洋戦争の終戦から80年の今年、両陛下は激戦地だった東京・小笠原諸島の硫黄島と、沖縄も訪れました。9月には広島と同じく原爆が落とされた長崎を訪れる見通しです。慰霊と戦争の記憶を受けつぐ旅が続きます。

(朝日小学生新聞2025年6月21日付)