沖縄戦の犠牲者へ、いのりをささげる県民=23日、沖縄県糸満市 朝日新聞社

糸満市の平和祈念公園で式典

太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者をいたむ「慰霊の日」をむかえた23日、沖縄県の各地でいのりをささげる人たちのすがたがみられました。糸満市の平和祈念公園では式典が開かれ、石破茂首相や沖縄県の玉城デニー知事たちが出席しました。

沖縄戦では、約3か月におよぶ地上戦が行われ、日米あわせて20万人あまりが犠牲に。住民や学生たちが軍に動員されたほか、追いこまれた住民たちが集団で自ら命を絶ったり、日本兵に殺されたりもしました。沖縄県の出身で亡くなった人は、県民の4人に1人にあたる12万人以上とされています。

(朝日小学生新聞2025年6月24日付)