漢字の読み書きのテストなどのときに、「あれっ」と思うミスをしたことはありませんか。漢字の読み書きなどの力を測る「漢検」の問題を参考に、まちがいやすい漢字や読み方を取り上げます。島根大学教育学部准教授の冨安慎吾先生にも漢字学習のヒントをもらいました。(編集委員・清田哲)
「形」「音」「意味」に落とし穴
日本漢字能力検定協会では受検生の答案などから、まちがいの傾向の分析もしています。例えば「書き取り」では大きく三つのタイプに分かれるそうです。
「点や線の数を正確に書けていない」「よく似ているが違う字を書く」という「形」のまちがい。また同じ読み方(音)を持つ別の字を書く「音」の誤り。イメージが似た漢字を書いてしまう「意味」のまちがいです。
左の例を参考に、同じようなまちがいをしていないかなど、チェックしてみてください。
漢検協会の安彦洋平さんは「スポーツに慣れ親しむように、漢字を敵だと思わずに、まずは仲良くしてみてください」とアドバイスします。
漢検について「過去問題を解いてみて、今の実力や苦手な分野を確認するのがおすすめです。自分に合ったレベルから少しずつ力をつけて上の級を目指していきましょう」といいます。

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