世界平均の2倍 陸地が広いため

世界気象機関は23日、地球温暖化で気温が上がるスピードが、アジアは世界平均のほぼ2倍とする報告書を出しました。気温は海よりも陸地のほうが上がりやすく、広い陸地があるアジアで変化が大きくなっています。

世界気象機関は国際連合の専門機関のひとつ。1991年以降の気象データを調べたところ、10年あたりの気温の上昇幅は世界平均で約0.2度、アジアは約0.4度でした。

気温が上がると、雨が降る日は減りますが、一度に降る雨の量は多くなるといわれます。2024年には、中国で大規模な干ばつが発生し、ネパールでは大雨による洪水で死者・行方不明者が400人をこえました。

(朝日小学生新聞2025年6月26日付)