ソフトバンク 災害時も通信確保

大手通信会社のソフトバンクは、上空20キロメートルから無人航空機で地上に電波を届けるしくみの開発を進めています。2026年に国内でこの無人航空機を試験的に使い始めると26日、発表しました。27年以降の本格的な運用をめざします。

この無人航空機は全長65メートルで、空気より軽いヘリウムガスを使って空を飛びます。空の上から直径200キロメートルと広い範囲に電波を届けられ、「空飛ぶ基地局」と呼ばれます。災害が起きたときに通信を復旧させたり、山にかこまれた地域などでの通信を確保できたりする良さがあります。

(朝日小学生新聞2025年6月28日付)