10都県からは引き続き禁止

日本が東京電力福島第一原子力発電所から処理水を海に流し始めて以降、すべての日本産水産物の輸入を禁止していた中国は6月29日、「一部地域について再開する」と発表しました。福島県など10都県の農水産物は引き続き、輸入禁止のままですが、そのほかの道府県からの輸入は再開されます。

輸出にあたっては、放射性物質検査の合格証明や産地証明が必要になるとしています。引き続き禁止されているのは、福島、群馬、栃木、茨城、宮城、新潟、長野、埼玉、東京、千葉の10都県です。日中の両政府は今年5月、輸出の再開に向けた手続きを進めることで合意していました。

(朝日小学生新聞2025年7月1日付)