費用の高さから受注少なく

日本の主力ロケット「H2A」として最後となる50号機が6月29日午前1時33分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。約16分後、観測衛星「いぶきGW」が軌道に投入され、打ち上げは成功しました。

打ち上げの成功率は98%となり、高い成功率が海外でも評価されていました。一方で打ち上げ費用が高いため海外からの受注が少なく、引退となりました。

H2A

全長53メートルの液体燃料ロケット。2001年に初号機が打ち上げられ、探査機はやぶさ2や月探査機SLIMなど計約100の人工衛星や探査機を宇宙に運びました。

(朝日小学生新聞2025年7月1日付)