全2階建て 上野―札幌間で活躍

かつて北海道と本州を結ぶ豪華寝台特急として人気を集めた「カシオペア」が6月30日、寝台列車としての運行を終えました。終着駅となったJR上野駅(東京都)には多くの鉄道ファンが集まりました。

カシオペアはすべて2階建てで全室個室タイプの豪華寝台列車として、1999年に上野―札幌間でデビュー。客車は寝台車10両、食堂車1両、ラウンジ車1両の12両編成で、定員は176人。北海道新幹線が開業した2016年に定期運行を終えた後も、ツアー専用の臨時列車として走っていましたが、客車が古くなったことなどから引退することになりました。

(朝日小学生新聞2025年7月2日付)