1万件のデータを地図にまとめた「水難事故マップ」 朝日新聞社

朝日新聞・山崎啓介さん 10年間のデータを地図に

山崎さんたちが作った「水難事故マップ」は、海や川でのレジャー事故の発生場所をまとめた全国地図です。2013~22年の10年間に全国でおきた海の事故8329件と、川や湖などでの事故1230件について、それぞれ海上保安庁と河川財団からデータをあつめてその場所を地図上に示しました。各点をクリックすると日時はもちろん、事故にあった人の年代や「泳いでいておぼれた」など、どんな活動をしていたのかを誰でも無料で見ることができます。

山崎さん(手前)に水難事故マップの話を聞く朝小リポーター=6月27日、東京都中央区の朝日新聞社

山崎さんによると、海と川・湖の事故データをひとつの地図にまとめたのは、全国で初めてのことだそうです。

「新聞記者は事件や事故が起こった後にニュースを書くのが仕事。でも水の事故は毎年増え続けていて、発生する前に何かできることはないかと考えたことがきっかけです」と話します。

水の事故がどこで集中的に起こっているのかさらに調べてみたところ、10年間に5人以上が亡くなったり行方不明になったりした場所が海では41か所、川などでは6か所の計47か所見つかりました。マップではこうした「重大事故集中エリア」も見ることができます。

青い円は死者・行方不明者が発生した事故が5件以上の「重大事故集中エリア」です
黄色は死者・行方不明者などが発生した事故、オレンジはそのほかの事故を表しています。地図をもとに現地を取材すると、立ち入り禁止の場所で事故が多く起きていたことなどがわかりました

水難事故マップを見てみよう
https://www.asahi.com/special/water-accident/(朝日新聞社のサイト)

この記事は有料記事です。

デジタル版をご購読いただくと、記事の続きをお読みいただけます。

今すぐ登録(キャンペーン実施中)

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

ログインする

購読のお申し込み

紙の新聞版

朝日小学生新聞

2,100
月額(税込み)

申し込む

お試しを申し込む

サンプル紙面

朝日中高生新聞

1,200
月額(税込み)

申し込む

お試しを申し込む

サンプル紙面

デジタル版

朝小プラス

1,900
月額(税込み)

申し込む

デジタル版の紹介

朝中高プラス

1,050
月額(税込み)

申し込む

デジタル版の紹介