選考会で「該当作なし」と発表されました=7月16日、東京都内 朝日新聞社

27年ぶり6度目

第173回芥川賞・直木賞の選考会が7月16日、東京都内で開かれ、ともに「該当作なし」に決まりました。どちらの賞も受賞作が選ばれなかったのは、1998年1月の第118回以来27年ぶり、6度目です。

芥川賞の候補4作は「何かが足りなかった」という選考委員の声がありました。直木賞の候補6作はどれもおもしろいものの、とびぬけた高い評価がなかったそうです。

芥川賞・直木賞

1935年に始まった有名な文学賞。大正から昭和時代にかけて活躍した作家の芥川龍之介、直木三十五が賞の名前の由来です。選考会は年2回あります。

(朝日小学生新聞2025年7月18日付)