7月20日は「ヘルプマークの日」東京都が定める
ヘルプマークを知っていますか? 見た目ではわかりにくい病気や障がいがある人たちが身につけ、必要なときに助けてもらいやすいようにする印です。東京都は今年5月、助けあいの気持ちを広げようと、7月20日を「ヘルプマークの日」にしたと発表しました。(正木皓二郎)

自由研究・探究学習のまとめ方
おすすめ学年:小5、小6
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8年前、全国共通のマークに/わかりにくい病気や障がいを知らせる
ヘルプマークは目立ちやすい赤色の地に、白いハートとプラスがえがかれています。助けあいの気持ちをさらに持ってもらう、という思いがこめられています。
義足をつけている人や、臓器に障がいがある人、おなかに赤ちゃんがいるお母さんたちがヘルプマークを使っています。必要なときまわりの人に気を配ってもらいやすいようにと東京都がつくり、2012年10月から都営の地下鉄で配り始めました。いまは全国共通のマークです。使いたい人は、住んでいる自治体の窓口などで無料で受け取れます。

ヘルプマークの日を7月20日にしたのは、全国共通のマークになったのが2017年のこの日だからです。記念日をつくった理由について、東京都福祉局の小泉孝夫さんは「ヘルプマークをさらに多くの人に知ってもらうため」と説明します。

東京都で9月に世界陸上競技選手権大会が、11月には耳が聞こえない、聞こえにくい選手たちによる国際的なスポーツ大会「デフリンピック」が開かれます。日本にやってくる海外の人にも理解を広げようと今年、定めました。
小泉さんは「ヘルプマークへの理解を通して、障がいのあるなしにかかわらず、ともに助けあえる社会をつくれたら。マークをつけている人を見かけたら気にかけてください」と話しています。
マークをつけた人と出あったら

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