福井・美浜原発の敷地内を調査へ

関西電力は7月22日、新しい原子力発電所(原発)の建設に乗り出すと正式に発表しました。福井県美浜町にある美浜原発の敷地内とその周辺で、建設に向けた第一歩となる地質調査をします。

2011年3月の東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の後、電力会社が原発の建設に具体的に動くのは初めて。背景には、国が最近、エネルギー政策で原発を活用する方針を掲げるようになったことがあります。

地質調査は、原発を安全に建てられるか調べるものです。地元の人たちから理解を得られたら始めるといいます。新原発の建設には15年以上の時間と、1基1兆円以上のお金がかかるとされます。

(朝日小学生新聞2025年7月24日付)